MAMORIOを中心に徐々に認知を広げている探しモノ発見系ガジェットですが、今回紹介するのはフランスでトップシェアを誇るスマートアクセサリーWistiki(ウィスティキ)の新製品「Wistiki by Starck “aha!“」です。MAMORIOとの比較を交えつつ、その実力に迫ってみましょう。
Wistiki(ウィスティキ)とは
鍵やカバン、財布など失くしたら困るモノに装着して、スマートフォンやタブレットとBluetooth連携することで、本体から音を出したり、アプリの地図で場所を特定したりすることのできるスマートアクセサリー。今回は、第一弾である「voika!(ヴォワラ)」に続く、Wistikiの第二弾お守りガジェット「aha!(アッハ)」をご紹介していきます。
Wistiki社
フランスはパリ発のIoTスタートアップ会社。2017年3月に実施したクラウドファンディングプロジェクトが、開始からわずか3週間で目標金額の10倍である1000万円の支援を集めることに成功しました。最終的には2ヶ月間で約4,000万円を達成し、本国フランスはもちろん、日本を始め世界各国から注目を集めている会社です。
Wistiki by Starck “aha!“
スティック型だった第一弾「voika!」と比べ、卵型になりガジェットというよりもアクセサリー感が増した「aha!」はフランスのクリエイター「フィリップ・スタルク」によってデザインされました。新たにワイヤーリングが標準装備となり、カバンや鍵などにファッション感覚で装着しやすくなりました。また、ペットの首輪などにも装着しても、丸型デザインがペットを傷つけないので安心ですね。
Wistikiの主な機能
音で探す
スマートフォンやタブレットにインストールしたアプリからWistiki本体にアクセスして、オリジナルの呼び出しベルを鳴らすことができます。家の中で鍵がなくなった時や、失くした場所の付近で大活躍しますね。
スマホを探す
反対にWistiki本体からスマートフォンのアラームを鳴らすことも可能。外出直前にスマートフォンが見当たらなくて慌てる心配もなくなりそうです。
MAPで位置を確認
もしなくしてしまっても、最後に通信した場所をアプリのマップから確認可能です。ただし、GPSを搭載しているわけではないので、リアルタイムの場所を特定できるわけではありません。注意しましょう。
離れたり近づくとアラートで教えてくれる
本体をから一定距離離れると、登録しているスマートフォンなどのデバイスに通知が届くので、落とした瞬間に気付くことができます。逆に接近アラートを設定しておけば、空港などで自分の荷物が近くに来た時に通知してくれる機能もあります。
他ユーザーとの共有や探索も可能
デバイスへの登録は複数人も可能なので、家や車の鍵など家族や恋人と共有して使っているモノを共有したり、自宅に忘れたものを家族に探してもらって届けてもらうといった使い方も可能。MAMORIOと同様、コミュニティ機能もあるので、もしも紛失してしまってもユーザーが接近すれば匿名で持ち主に位置情報をお知らせしてくれます。
Wistiki VS MAMORIO 機能比較
製品名 | Wistiki aha! | MAMORIO |
参考価格 | ¥5,980 | ¥3,780 |
有効距離 | 最大100m | 約30m |
電池寿命 | 約2年 | 約1年 |
スマホから呼び出し | ◯ | ✕ |
スマホを呼び出し | ◯ | ✕ |
MAP表示 | ◯ | ◯ |
距離表示 | ◯ | ◯ |
接近アラート | ◯ | ✕ |
離脱アラート | ◯ | ◯ |
複数ユーザー登録 | ◯ | ✕ |
コミュニティ機能 | ◯ | ◯ |
カラー | 4色 | 5色 |
Wistikiの方が総合的にいろいろな機能が付いてますし、有効距離もバッテリー持ちもいいため優勢かと思いますが、MAMORIOの長所はなんといっても小ささ。Wistikiは財布の小銭入れには入りませんからね…。そのため、鍵やカバンにはWistiki、財布にはMAMORIOといった使い分けをするのもアリな気がします。