米Appleが現地時間6月5日にWWDCにてiMacのハイエンド版であるiMac Proを発表しました。
iMac Pro
Mac Proの新モデルが発表されると噂されていた今回のWWDCですが、実際に発表されたのはiMacのハイエンド版となるiMac Pro。こちらはあくまでも上位機種であり、Mac ProのようなPro向けとして出したわけではないようなので、まだMac Proのアップデートを心待ちにしてる皆さんには希望があるようです。
全てのMacで最もパワフル
といいつつもMac Proのパフォーマンスを凌駕するスペックを搭載しています。液晶ディスプレイには27インチRetina 5Kディスプレイを採用し、最大解像度は5120×2880という驚異の解像度を誇ります。CPUには8コア、10コア、18コアのXeonプロセッサを搭載した3モデルを用意。GPUにはRadeon Pro Vegaを採用し、最大22テラFROPS、オンパッケージHBMにより最大400GB/sのデータ取得が可能。ストレージは1TB、2TB、4TBのSSDを用意。メモリは32GB、64GB、128GBの3種類。OSには同日発表されたmacOS High Sierraが搭載されます。
発売日は12月予定。価格は$4999(日本円で約55万円)からとなっています。
冷却能力を80%強化、SDXCカードスロットを搭載
基本的なデザインは変わりませんが、熱アーキテクチャを再設計することで冷却能力を約80%向上させています。これだけのスペックなのでこの仕様変更がないとすぐに壊れてしまいそうですね。また、ハードウェアの仕様をまとめると1080pのFaceTime HDカメラを搭載。インターフェースは残念ながら今回も全てThunderBolt 3になり、こちらは4ポート用意されています。嬉しいのがUHS-Ⅱ対応のSDXCカードスロットを搭載しています。またMacシリーズで初となる10ギガビットイーサネットを搭載し、ネットワーク速度の向上も図られています。
iMac
発表はiMac Proだけではありません。通常のiMacも全モデルスペックを新たにモデルチェンジすることになりました。
Kaby Lakeを採用。ディスプレイ性能は大幅に向上。
外観やサイズに違いはなく、液晶は21.5インチモデル(4Kモデルあり)と5K Retinaを採用した27インチモデルの3種類。液晶ディスプレイの輝度が大幅に向上し500nitとなり、明るさが約43%向上しました。そしてCPUには第7世代Core iでありKaby Lakeを採用し性能が向上しています。メモリは8GBですが、オプションにより21.5インチモデルが最大32GB、27インチモデルが最大64GBまで変更可能。ストレージはHDD、SDD、Fusion Driveの3種類。1TB〜3TBまで選択可能となっています。すでに公式サイトにて受注を開始しており、価格は120,800円(税別)からとなっています。
USB TypeAを4基搭載!
そして朗報です。Thunderbolt 3を2基搭載の他に、なんとUSB TypeAを4基搭載。MacbookではTypeAが全面廃止され、変換アダプタを持ち歩く方も多かったと思いますので、これは嬉しいポイントですね。
以上が今回のiMacの新発表になります。他の詳しいスペックや機能は以下の公式サイトをご覧ください。
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