今話題のスマートスピーカー(スマスピ)って何!?

最近耳にする「スマートスピーカー(スマスピ)」というガジェットをご存知でしょうか? 実はこのスマートスピーカー、米国ではAmazonが「Amazon Echo(アマゾン・エコー)」を発売した2014年から徐々に盛り上がりを見せており、2017年には3,560万人のアメリカ人が月1度はスマートスピーカーに触れるとも予想されており、今もっとも注目を集めているガジェットと言っても過言ではありません。今回は日本でも発売が期待されているAmazon Echoを中心にスマートスピーカーについて触れていきたいと思います。

スマートスピーカーとは

音声操作が可能なAI搭載アシスタントスピーカー

スマートスピーカーとはBluetoothやWi-Fiを用いたネット接続と内蔵マイクによる音声操作アシスタント機能を搭載したスピーカーの通称であり、本体に話しかけることによりあらゆる連携製品を操作することが可能となっています。例えば、再生したい音楽を再生したり、音量の調整などを声だけで操作できるようになるため、余計なキー操作などの必要がありません。

Amazon Echo シリーズ

Amazon Echo (アマゾン・エコー)

参考価格:$179.99

Amazonが2014年に発売した世界初となるスマートスピーカー。Amazonの音声アシスタント技術「Alexa」を搭載しており、「スキル」を登録することでできることが増えていくのが特徴です。アメリカでは爆発的な人気を誇り、2017年4月時点で約820万台、これはスマスピシェアの70%を超えるとも言われています。2017年内に遂に日本でも発売されると噂されており、注目が集まっているスマートスピーカーです。

【参考記事】スマートスピーカーの市場シェア、Amazon Echo が 70%超

Alexaとスキル

Amazon Echoに搭載されている音声アシスタント「Alexa」操作は「Alaxa!」と呼びかけた後に「コマンド」と呼ばれる指示をスピーカーに対して話かけることで成立します。また「スキル」と呼ばれる追加機能により、スマートフォンにアプリを登録するようにできることが増えていくのが特徴です。すでに多くのサードパーティメーカーがAlexaを採用しており、例えばスキルを増やすことで音声だけでテレビを付ける、ピザを注文する、車のエンジンをかける、スマートフォンを鳴らすなどといったことができるようになります。

Echo Dot(エコー・ドット)

Echo Dot参考価格:$49.99

Amazon Echoのスピーカー機能を最小限にして、音声アシスタント部分に特化したスマートスピーカー。これは、スマートスピーカーはスピーカーとはいうものの、音声アシスタント部分が主要な機能であるため音質はお世辞にもいいとは言えず外部スピーカーを用いてAmazon Echoを使いたいという声から生まれた製品です。そのため、すでに自宅にある高級スピーカーやオーディオなどを擬似的にスマスピ化できるようになります。

Amazon Tap(アマゾン・タップ)

Amazon Tap

参考価格:$129.99

Amazon Tapはその名の通りタップにより電源のオンオフを切り替えられるスマスピです。充電式の内蔵バッテリーを搭載しており、付属の充電ドックを使って充電することが可能。主にアウトドアや家の中を持ち歩いて使うことを想定されたモデルとなっており、カラーも6色と他のシリーズ製品に比べて豊富になっています。

Echo Show(エコー・ショウ)

Echo Show参考価格:$229.99

5月に発表されたばかりの新製品で、シリーズで初めて7インチの液晶ディスプレイを搭載したモデル。Amazon Echo単体ではできなかった動画の視聴や内蔵カメラを用いたビデオチャット、監視カメラなどに対応している製品です。

Echo look(エコー・ルック)

Echo look

参考価格:$199.99

こちらも5月に発表されたばかりの新製品。スマートスピーカーとは少しコンセプトが違い、その特徴はカメラを内蔵している点にあります。このカメラを用いて、自分を撮影することで毎日の服装を記録したり、ネットで共有することが可能。さらに、撮りためた写真を機械学習により解析し、ファッションチェックをしてくれる「Look's Style Check」というサービスも搭載しています。

その他のスマートスピーカー

Google Home(Google)

Google Home

参考価格:$129

Amazonに続き、Googleが2015年に発売したスマートスピーカーで「OK,Google」でおなじみの「Googleアシスタント」を搭載しています。同社が開発しているAndroidやChrome Castとの相性は抜群で、「◯◯さんに電話」と話しかければ本体からそのまま通話が可能だったり、スマホに登録している予定から「そろそろ出発したほういい」とスピーカーが教えてくれたりします。こちらも2017年内に発売予定です。

WAVE(LINE)

LINE WAVE

メッセンジャーアプリ「LINE」は今やなくてはならないアプリの1つとなっています。そのLINEが満を持して発売する初の自社デバイスが「Clova」を利用したスマートスピーカー「WAVE(ウェーブ)」です。こちらは日本と韓国で夏に発売予定となっています。詳しくはコチラをご覧ください。

VC-FLX1(ONKYO)

VC-FLX1

Amazon Alexaを搭載したオンキヨー製スマートスピーカーです。国産の安心感と、Echoの弱点とも言える音質を、オーディオブランドであるオンキヨーのフルレンジスピーカーユニットによりカバーされているため、音質重視の方にオススメですね。また、温度計、湿度計なども搭載し、サードパーティとの連携もかなり期待できます。こちらは価格・発売時期ともに未定となっています。

Smart Assistant(Lenovo)

Smart Assistant

参考価格:$129.99(標準モデル)$:179.99(Haruman Kardonモデル)

こちらもAmazon Alexaを採用したレノボ製スマートスピーカー。Echoに似た円筒状の形と5色のカラバリが特徴ですが、Echoとの違いは標準モデルの他にハイエンドオーディオメーカーであるHarman Kardon製のスピーカーユニットを搭載した上位モデルあること。VC-FLX1同様、音やデザインにこだわりたい方におすすめです。

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