国内でもeSports人気が高まり、これまでコンシューマでプレイしてたみなさんもゲーム実況などでPCゲームに興味を持ち始めた方も多いのではないでしょうか? そこで今回は今からPCでゲームを始めるたい方に向けたPCの選び方をQ&A方式でお送りいたします。

ゲーミングPC Q&A

Q1.MacとWindowsどっちを買えばいい?

A1.Windowsを買いましょう

現在PC用にリリースされているゲームの数は圧倒的にWindows用が多く、Macはほとんどが対応しません。さらに、Macは自分で分解してカスタマイズすることが難しく、特にPCゲームの命とも言えるグラフィックカード(以下:グラボ)を換装できないという致命的な弱点があります。そのため、これからゲーム用途でPCを購入するのならWindowsPCにしましょう。

Q2.スペックってどこを見ればいいの?

A2.注目すべきはグラフィック性能とCPU性能

上の画像はSteam版「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」の最低システム条件です。ポイントとなるのは「グラフィック」の部分。PCでゲームをする場合、グラフィック処理が1番大切でグラボの性能が悪いとまともに動作しないどころか、最悪起動すらできません。もちろんそれ以外の処理をするのはCPUですので、グラボの性能を活かし切るためにもCPUもある程度性能のいいものを選びましょう。

ゲーミングPCの必要スペック解説

OS
WindowsとかMacとかのことです。基本的にこれから買うWindowsPCはWindows10 64bitを搭載していると思うのであまり気にしなくていいです。古いXPやVistaでは稼働しないゲームがあるのでそこだけは注意しましょう。

CPU
メイン処理をする部分。大半がIntel製のものが積まれていて Core i3 < i5 < i7 の順にスペックが高くなります。その中でさらに細分化されますが、ゲームをするなら最低でもCore i5以上を積んでいるPCを選択したいところ。他にもAMD製の最新PC「Ryzen」が最近話題を集めています。

メモリ
一時的にデータを保存しておく部分。搭載メモリが多ければ多いほど、PCの動作が安定します。基本的に安いPCだと4GB〜8GBですが、ゲームをするのであれば16GB以上搭載できれば安定したプレイが可能になるでしょう。

グラフィック
グラフィックカード、グラフィックボード、ビデオカードなどいろいろな呼び名がある通称「グラボ」。ゲームのグラフィック処理を担当する部分であり、ここのスペックで描画やフレームレートなどゲームに関わるあらゆる処理が関わってきます。こちらに関しては詳細はQ4をご覧ください。

ストレージ
HDDやSSDなどデータを保存しておく場所。HDDは安価で大容量ですが転送速度が遅く、SSDは逆に転送速度は速いですが高価になります。PCゲームによっては、かなり莫大な量の保存領域が必要となるので、いろいろなゲームを入れたいのであればHDDをオススメします。

電源
必要スペックに記載されないので見落としがちですが、ゲーミングPCにもっとも大切とも言えるのが電源です。ハイスペックなCPUやグラボは消費電力が大きく、低スペックな電源だとその性能を引き出し切れません。最低でも500W、できれば700W以上の電源を確保するようにしましょう。

Q3.デスクトップPCとノートPCだとどっちがいいの?

A3.用途に合わせて自分に合ったもので問題ないです

デスクトップPCのメリットデメリット
  • CPUやグラボなどの増設・換装が容易
  • ノートPCに比べ安価
  • 場所を移動できない
  • ノートPCに比べ、スペースが必要になる
ノートPCのメリットデメリット
  • 移動が楽なので場所を選ばず、自分の環境でゲームがしやすい
  • オールインワンなので難しいことを考えなくていい
  • デスクトップPCと比べて高価
  • グラフィックカードやCPUなどの換装が不可能・または難しい

PCゲームといえばデスクトップのイメージがありますが、上記のようにそれぞれメリット・デメリットがあります。基本的にはパーツの換装など、あとからゲームに合わせてアップグレードしやすいデスクトップユーザーが大半ですが、今はノートPCのグラボを簡単に換装することのできる外付けデバイスもありますし、液晶を接続してノートPCをデスクトップPCのように扱うこともできるため、自分の予算と用途に合わせた方を選んで問題ないと思います。

Q4.グラボはどうやって選べばいい?

A4.GeForece 1060 か Radeon RX570あたりがオススメ

GeForce と Radeon

現在グラフィックカードのチップセットはNvidia社のGeForece(ジーフォース)とAMD社のRadeon(レイディオン・ラデオン)の2種類があります。どっちの方が高性能か…と言われるとメーカーや品番によってかなり異なるため、お好みの方を選んで問題ないと思います。

GeForceの型番

GeForceの最新モデルは「GTX 10XX」という型番が割り当てられており、50 < 60 < 70 < 80 の順番に性能が高くなります。最低限のプレイや低スペックゲームをするならGeForce 1050で問題ないですが、多少快適な動作を求めるならGeForce 1060以上を選択するといいでしょう。

Radeonの型番

Radeonの最新モデルは「RX 5XX」という型番が割り当てられており、50 < 60 < 70 < 80 の順番に性能が高くなります。こちらも最低クラスよりも性能の高い570以上がおすすめですが、500シリーズは先日発売されたばかりでまだ高価なので、一つ前の400シリーズでも問題ありません。その場合、同じ値段で1つ上のクラスであるRX480なども手に入るので、そちらも視野にいれて検討しましょう。

TiとかOC、Mってなに?

Geforceなどの型番の最後にTiやOCと付くことがありますが Tiは「Titanium」、OCは「Overclock」の略で、それぞれ無印よりも高性能なモデルを表しています。また、Mは「Mobile」の略でノートPCなどモバイルデバイス用に作られた省スペースなモデルとなっています。

Q5.どこのメーカーのPCがオススメ?

A5.初めてならBTOメーカーがオススメ

BTOメーカーとはマウスコンピューターやドスパラといった、カスタマイズ専用PCを扱っているメーカーです。通常のメーカー品を買うよりも安く購入が可能なうえ、自分の好みの構成で注文が可能。パーツを変更したくなったら後からその部分だけ自分で交換すればいいので、PCゲームを始めたい初心者にオススメです。

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