前回の記事がおかげさまで好評なようでうれしい限りです。そこでマウスの次はプロが愛用しているゲーミングキーボードをご紹介。マウスほど優先度は高くありませんが、PC付属の通常キーボードに比べて格段と操作しやすくなるうえに、キー入力が素早くなり、レートを上げるには必須のデバイスと言えるでしょう。
FPS用ゲーミングキーボードを選ぶにはここを見る!
キースイッチの種類
ゲーミングキーボードは基本的にメカニカルキーボードと呼ばれるキー1つ1つにバネやメカが仕込まれ、個別のスイッチとなっているキーボードが主流となっており「カチッカチッ」という独特な打鍵音と指に吸い付くようなレスポンス、1つ1つのキーの高さが高いのが特徴です。逆に一般のキーボードはメンブレン方式またはパンダグラフ方式と呼ばれ、キーが低かったり同時入力に対応してない製品が多いのでゲームには不向きといえます。
主なメカニカルキーボードの軸の種類
青軸:スイッチ感:★★★ 音の大きさ:★★★ キーの軽さ:★☆☆
音がうるさく、1番メカニカルキーボードな感じがするのが青軸です。そのため、一般的にオフィスなどで使うには音に気を使わなければならないでしょう。ただし、家で1人で使う分には問題なく、気持ちのいいキー入力がしたい方におすすめのタイプです。
赤軸:スイッチ感:★☆☆ 音の大きさ:★☆☆ キーの軽さ:★★☆
メカニカルの特徴であるカチっと感をなくし、静音性を重視した軸です。スイッチ感がないので、もっとも一般的なキーボードに感覚が近く、ボイスチャットなどのマイクに音が拾われる心配もありません。
茶軸:スイッチ感:★★☆ 音の大きさ:★★☆ キーの軽さ:★★☆
青軸と赤軸のちょうど中間とも言えるのが茶軸です。特筆すべき癖がないので、初めてのメカニカルキーボードにおすすめの軸となります。
キー荷重
キーを押し込む時に必要となる力を数値で表したのがキー荷重です。上で軸による重さの違いを簡単に載せましたが、それを数値で表したのがこちらとなります。黒軸などすごく重いキーもありますが、指が疲れてしまい反応が鈍くなってしまうので、おすすめは軽めのキーボードになります。
キーストローク
キーが沈み込む深さです。深いとしっかりと押し込まければならなく、浅いと軽くタッチするような感じになります。荷重同様、好みにはなってきますが、浅すぎるとミスタッチの原因になりますし、深すぎると操作速度に影響が出てきますので、こちらもしっかりと選ぶようにしましょう。
同時押し対応キー数
実は安いキーボードってキーの同時押しに対応してないんです。ゲーム中、素早いキー入力により少しでも同時にキーを押してしまい入力が受け付けられなかったということにならないように同時押し対応のものを選ぶようにしましょう。
独自の機能
ゲーミングキーボードには自分で機能を割り当てられるゲーム専用スイッチやバックライトなど独自の機能を持った製品がたくさんあります。しかしMMOなどと違い、マクロなどに頼ることもあまりないのでここはそんなに気にしなくてもいいと思います。特にプロプレーヤーになると、余計な機能を削いだシンプルなものを好む傾向になりますので、参考にしてみましょう。
それではさっそくプロが使ってるおすすめのキーボードを紹介していきます。
ロジクール G PRO メカニカルゲーミングキーボード
人気度:★★★★☆
主な使用ゲーマー:Adam(Cloud9)KyKy(EnvyUS)他
3月に発売されたばかりのロジクールのゲーミングラインGシリーズ初となるPROという名称が付いたキーボード。Romer-G™キースイッチという、eSportsアスリートのために設計された高度なメカニカルスイッチを採用。極限までキーの反応速度にこだわり、複雑で素早いキーボード操作を実現しました。またFPSには余分なテンキーを搭載しないコンパクトモデルのため、もっとも重要であるマウス用の操作スペースをしっかりと確保できます。
[su_accordion][su_accordion] [su_spoiler title="主なスペックを見る" style="fancy"]サイズ:443.5×153×34.3mm
重量:1180g(ケーブル除く)
キー構造:メカニカル(Romer-G™)
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.0±0.2mm
押下圧:45.0±20g
同時押し:最大26
SteelSeries 6Gv2
人気度:★★★★★
主な使用ゲーマー:gla1ve(Astralis)ScreaM(EnvyUS)他
プロゲーマーから絶大な信頼を得ているSteeleSeriesのキーボード。2010年発売にも関わらず未だに愛用しているプロが多い名機です。黒軸を採用しており、打鍵感は重めで(公称60g)しっかりと打ち込むタイプ。誤操作を避けるためにWindowsキーを右に配置して、代わりに単体で押しても動作しない専用キーを配置しているのも特徴です。なお現在は生産終了しているため、店頭在庫やオークションなどでの購入をおすすめします。
[su_accordion][su_accordion] [su_spoiler title="主なスペックを見る" style="fancy"]サイズ:445x35x140mm
重量:1180g(ケーブル除く)
キー構造:メカニカル(黒軸)
キーストローク:4mm
押下圧:60g
同時押し:全キー対応
Razer BlackWidow (X) Chroma
人気度:★★★★☆
主な使用ゲーマー:KnOxXx(Rogue)RpK(EnvyUS)他
SteelSeriesに並び、大人気のゲーミングメーカーRazer(レイザー)のゲーミングキーボード。これぞゲーミングキーボード!というイルミネーションが特徴ですが実力も本物。緑軸と呼ばれるゲーミング用に設計された専用のメカニカルスイッチを採用しており、多くのプロプレイヤーから絶賛されています。※SPECの表示上Xを記載させていただいてます。
[su_accordion][su_accordion] [su_spoiler title="主なスペックを見る" style="fancy"]キー構造:メカニカル(Razerメカニカルスイッチ)
押下圧:50g
Corsair Gaming K70 RGB Red
人気度:★★★★☆
主な使用ゲーマー:Aizy(North)Michael3D(Selfless)他
Corsair(コルセア)の赤軸キーボード。キーごとに自由にバックライトを設定できるので、WASDなどよく使うボタンだけイルミネーションを設定できるだけでなく、設定はオンボードメモリで本体に保存できるため、外出先でもそのままの設定を使用可能。赤軸のため、打鍵感は軽く素早いキー操作を実現できます。下位モデルであるK65を愛用するプレイヤーも多いですね。
いかがでしたでしょうか、今回は割愛させていただきましたが上記で紹介したメーカーの他シリーズも人気なキーボードが揃っています。ゲームには実際に関係ありませんが、イルミネーションで光るキーボードを買えば雰囲気的に盛り上がってゲームがより楽しくなること間違いありません。ぜひ購入を検討してみてはいかがですか?